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2007/07/09 (Mon) あおい空ととうめいな風と

最近夕焼けを見ましたか。

空の色など見なくなりました。

川の音を聴かなくなりました。

都会の寮の部屋で聞くのは甲州街道をゆく自動車の足音です。

泣けるほど美しかったシカゴのむらさきの空、

心がすみわたる新潟の朝焼け、

不吉なほど赤い上海の落ち日、

空の色で心持が変わった時を思います。

映画や風景や音楽で、

心が生まれ変わるような純粋さを感じた時を思います。

変わらざる家族がいて、未来がたっぷりとあって、満たされているのに渇望していた若い頃。

自分の中に育つ物語があり、自分の中に聴こえるメロディがあり、自分の詩と言葉があり、その空想テリトリーを誰にも恥じなかった頃。

失われたのでしょうか?

眠っているのでしょうか?

何かに取って代わられたのでしょうか?



今でも物語が好きです。

善良で、純粋で、穏やかな心境でいたそれぞれの場面を、責められなかった時代、めぐみの場所、

ずるくなること、自分を騙すこと、人を出し抜くことを強いられなかった時代、その頃の空は今よりも澄んでいました。

自分の物語だけを利己的に愛していればよかった。

社会とお金を通じて交わることで、たくさんの人は物語を捨ててしまう。

23歳になって私は代わりに社会的な立場を得たけれども、「代わりに得たもの」が昔欲しかったものなのか、もう思い出せない。




『わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃色のうつくしい朝の日光をのむことができます。』 (宮沢賢治『注文の多い料理店』序,新潮文庫)



この文章の続きを、夢で見られたらきっと心ふくらかです。

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